毛周期に合わせて脱毛に通うべき?
体毛には、毛周期があります。
成長期と退行期と休止期という3つの時期があって、多くのサロンでは成長期の体毛に対する施術を行っています。
成長期の体毛に働きかけないと、肝心の施術の効果が発揮されないからです。
しかし施術の方式によっては、成長期とは関係無く効果が発揮される事もあります。
成長期の体毛に効果を発揮するフラッシュの光
体毛は、ある意味球根のような状態になっています。
皮膚の奥深くには、体毛の球根のようなものがあります。
いわゆる毛根部分です。
ところで冬の時期になると、球根は眠っている状態になります。
冬眠状態の球根からは、茎などは出ていません。
球根だけが土の中で眠っているような状態になります。
しかし春の時期になると、球根から茎などが伸びてくる訳です。
それが土の中から出てきて、花などが咲いている状態になります。
それで人間の皮膚の表面に飛び出している体毛は、その茎が出ている状態になります。
目で見える範囲の体毛は、全て成長期になります。
しかし実際には、皮膚の内部に埋もれている体毛もあります。
休止期や退行期などの体毛もあって、冬眠状態の球根と同じような状態になっている訳です。
ところでサロンでは、マシンを使って施術を行っています。
フラッシュの光が照射されるマシンですが、それが効果を発揮するのは、球根から飛び出ている茎の部分です。
根元に働きかけている訳ではありません。
その茎の部分にダメージを与えて、体毛を除去していく事になります。
つまりフラッシュの光は、成長期の体毛だけに働きかけてくれる訳です。
周期を考慮して施術を受ける必要がある
ところでフラッシュの光は、球根の部分までは届きません。
あくまでも茎の部分だけに働きかけますから、休止期や退行期の体毛にフラッシュを照射しても、あまり意味がありません。
肝心の光が届かないので、ダメージを与える事はできないからです。
このためサロンとしても、成長期の体毛にダメージを与える為に、施術の頻度を調整してくれます。
1ヶ月に1回などの頻度ではなく、2ヶ月に1回ぐらいのペースで施術を行います。
2ヶ月に1回ぐらいの頻度にしないと、フラッシュの光を照射しても意味が無いからです。
つまりサロンとしては、毛周期に合わせて施術を行っている訳です。
あくまでも成長期の体毛を狙い撃ちしている形になります。
熱方式のサロンの場合は成長期でなくても問題無い
ところでサロンによっては、フラッシュでない方式を採用していることがあります。
体毛の根元の部分に直接働きかける方式を採用しているサロンも、中にはあります。
例えばあるサロンの場合は、熱によって根元部分に働きかけるマシンを採用しています。
そのマシンの場合は、成長期や退行期などは関係ありません。
たとえ体毛が表面の部分に出ていなくても、効果を発揮してくれるからです。
たとえ休止期や退行期のように、球根から茎が出ていない状態でも、熱の力で球根部分に働きかけてくれます。
その熱の方式を採用しているサロンの場合は、成長期の体毛でなくても構いません。
たとえ茎が表面に出ていなくても、肝心の根元の部分にダメージを与える事はできるからです。
しかし、その熱の方式を採用していないサロンの場合は、あくまでも成長期の体毛にダメージを与えていく事になります。
成長期でない体毛にフラッシュを照射しても、肝心の効果が発揮されないからです。
つまり毛のサイクルを考慮しながら施術を受けるべきかどうかは、サロン次第です。
フラッシュでダメージを与える方式のサロンの場合は、毛のサイクルに合わせて施術を受ける必要があります。
ですから毛周期を考慮しながら脱毛の施術を受けるかどうかは、サロン次第ではあります。
ただサロンとしても、必ずサイクルを意識しながらスケジュールを組んでくれます。
そこはサロンの担当者と相談しながら、来店するタイミングを決めていく訳です。